Factory
カーボンフロントフェンダーII
フロントサスの倒立化に伴い、フェンダーも交換
フォークと同じYZF750Rの純正フロントフェンダーを入手して取り付けたものの、「やはりカーボンにしたい!」ということで、純正品を型取りして、カーボンフェンダーにすることにしました。
ところが、これがトラブルの連続! とんでもない作業となってしまいました・・・
いろいろあったけど、何とか完成したので。ここに報告いたします。
フェンダーのデザインを考える
今回製作するフロントフェンダーは、またしても純正デザインのコピーだが、形状が複雑なため、カーボーンクロスは最低でも3ピースとなる。結構面倒だ・・・
それなら、カーボンとガラスクロスのハイブリッド(?)で、サイド部はグラスウールで、純正赤の塗装にすれば、作業も結構ラクチンだなぁ・・・
ってことで、ラフを書いてみる。
「~っん、いいんじゃない?」
ってことで、デザイン決定
純正フェンダーの修正
YZF750Rの純正フェンダーは、前オーナーが加工して、○で囲んだ部分を削ってありました。
そこで、この部分の補修からはじめます。
まずは、「型取り君」という商品で型を作ります。
プラリペア用のツールですが、お湯につけるとやわらかくなるので、型取りしたい部分に押し付けて型を作ることができます。
つまよう枝は型の補強用です。
型取り君が冷えたら、図のように下へ伸ばしてマスキングテープなどで固定します。
次に,補強用の針金(クリップを使用)を用意します。
クリップを伸ばして、両端を折り曲げます。ライターで加熱して,真っ赤になったとことろで,フェンダーに押し当てて埋め込みます。
フェンダーの厚みの半分くらいまで埋め込むようにします。
強く押し付けすぎて,表側に突き抜けないように注意が必要です。
ついでに,粘土(商品名:レオンクレイ)で土手を追加しておきます。 どうせ削って整形するので、やや大きめになるようにします。
補修はプラキャストで行います。
紙コップにプラキャストのA液を少量取ります。(スポイトで3回ほどチュパチュパしました)。
次にB液を同量とって,よく混ぜ合わせます。
すぐに硬化が始まるので,すばやく混ぜて補修部分に流し込みます。
これで、作業は終了。
ものの10分程度で硬化します。すぐに型をはずせるので、非常に便利です。
同じ作業を反対側でも行います。
型をはずした後は、ひたすら削って整形します。
接合ラインがはっきりわかりますが、段差はほとんどなく、非常にスムーズな仕上がりとなりました。
マスターモデル
補修部分が完成したので、デカールをはがします。
ドライヤーで暖めながらら作業すると早くはがせます。
ノリが残りますが、有機溶剤などでふき取ると良いでしょう。(作業は外でしましょう)
塗装を剥がしにかかります。
#240くらいで、がんがん削って、徐々に番手を上げて#800位で仕上げました。
最後に、いつもの、コンパウンド3兄弟の手を借りて、
荒目→細目→極細 で仕上げます。
まるで塗装したかのような仕上がりです。(^^♪
(補修部分以外は・・・)
型取
まずは、離型のことを考えて、型割します。
もちろんワンピースの方が仕上がりがきれいでしょうが、、型が外れにくいのは作業を困難にしますので・・・
中央とサイドの3ピース構造にしました。
次にゲルコートを塗ります。
硬化するのを待って、グラスマットを張り込みます。とりあえず2プライです。硬化後さらに2プライ追加
同じ作業を、サイド部分も行います。
硬化後、余分なところはカットします。
また、後で型をつなぎ合わせるときのために、接合部には50mm間隔くらいで3mmφの穴を開けておきます。
隙間からドライバーなどを差込み、慎重に押し広げると、ペリペリっとはがれて型の完成です。
と思ったら、大間違い!!
ゲルコートの溶剤で、ABS樹脂の表面がシワシワに・・・
もちろんメス型のほうにもシワシワが・・・
仕方がないので、型にペーパーをあてて、スムーズになるまで磨き倒す羽目になりましたorz
何はともあれ、型・完成!!
製品製作
今回投入する離型剤「GWモールド」
『 新タイプ! 離型力が強いタイプはゲルコートを弾く欠点があり、また弾かないタイプは離型力が劣ります。この新タイプは確実な離型と、ゲルコートを弾きにくい特性を持ちます。』
なんだそうだ!よさそう(^^♪
カーボンが露出するのは、トップ部分だけなので、サイド部はグラスマットのみ、2プライで仕上げます。
離型して、トリミングしました。
今回は大失敗!!
カーボン露出部分に離型処理の良くない部分があったようで、見事に失敗しています。
しかし、型もやられちゃっているので、このまま修正して使うしかないんです。(T_T)
とにかくポリパテ様で修正を施し、ついでにピンホール(無数にあった)もできるだけつぶし・・・
気の遠くなるようなペーパーがけの日々を繰り返しながら、ようやくマスキング
デザインが変わっているのは、もちろん修正したためカーボン地を露出させられない部分ができたため・・・
サーフェーサーを吹いて、塗装しました。
今回は日産の「スーパーレッド」(注)にしてみました。ラッカーよりも「ヒートレッド」に近いです。いいかもしれません!!
(注) 「ニッサン スーパーレッド」よりも、「トヨタスーパーレッドII(ソフト99)」の方が、さらにヒートレッドに使い気がします。テールカウルの再塗装をしましたが、「トヨタスーパーレッドII」にしました。 それでも完全ではありません。あくまでも近似色です。
実は、塗装にも問題があり、2度ほどやり直し・・・
サイド部分のロゴも、抜き文字からカッティングシートに変更しちゃっています。
すべて、終わったら、最後にクリアーを3回ほど塗って仕上げます。
もちろん、最後も#1200で水研ぎしてからコンパウンド3兄弟でしめました!!
このツヤ~ いい感じですぅ。
取り付け
取り付けのために、穴の加工
全部で4箇所あけます。
いくら、純正品からの型取りでも、きちんと現物とあわせながら、加工したほうがよいようです。
私は、製品の精度を信じて穴を開けたのですが、見事にずれていました。製品は硬化により、多少変形したようです。そのため若干、穴の間隔が狭くなってしまったようです。
仕方がないので、穴を拡張して対応しました。幸い、H型ラバースペーサーを使うようになっていたので、拡張部分も目立たなくて良かったです。
写真はラバースペーサーです。(結局左の2個は使わず(使えず)、その代わりに純正の金属のスペーサーを使いました。)
取り付け後の写真です。
3ヶ月に渡って作業をし、
ようやくここまでこぎつけましたぁ。
おわりに

こちらでは、こともなげに作業は終わったような感じですが、今回は、失敗の連続でした。
慣れてきたはずのFRP作業で失敗。
塗装作業でも、初心者のしでかすような失敗を重ねるなど、反省点ばかり残る作業だったと思います。
もう一度、初心に帰って修行しなおす必要があるようですが、そんな根性は無いかも・・・(笑)















