ハンドル・アップ・スペーサーの製作 of THE BIG TWIN YAMAHA TRX850

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ハンドル・アップ・スペーサーの製作

hus15.jpg TRXは,トップブリッジの上に突き出したフロントフォークにハンドルがクリップオンされています。
 ハンドル・アップ・スペーサーは,トップブリッジとハンドルの間にスペーサーを入れることで,ハンドルの位置を上部に移し,ポジションを改善しようというものです。 およそ12mm程度上がります。(これ以上はカウルと干渉するようなのでこの値となりました。) 某メーカーから出されている商品が有名ですが,それと同じ機能を持つパーツを自作することにしました。




マスターモデル

hus10013.jpg 輪切りにしたスプレー缶のキャップを3つ用意します。
フロントフォークのインナーチューブの径にあうパイプをいろいろ探したところ,家にあった(しかもアンダーカウルやリアシートカバーの塗装に使った)缶スプレーのキャップが意外にもジャストフィット!!


hus02.jpg 1つはそのまま,残りの2つは写真のように,斜めに切込みを入れておきます。
1つでは厚さが足りないので,3枚重ねて使います。
重ねたときに,外側に行くほど径が太くなるので,切込みを入れておく必要があります。


hus03.jpg 全部重ねたら,瞬間接着剤で固定します。
切断した部分は,当然広がってしまい,隙間になりますが,このあとパテ埋めして整形するので,問題ありません。ただ,それぞれの隙間の位置を微妙にずらしておきました。


hus01.jpg 隙間はエポキシパテ(ダイソーで100円。)で埋めて,ついでに写真のように固定用の突起部を作ります。
エポキシパテは,2色の粘土みたいなパテです。
それぞれの色のかたまりを同量ずつとって均一になるまでよくこねます。その後隙間に擦り付けるようにして隙間を埋めます。
突起部はやや大きめに作って,硬化が始まってしばらくしたら,カッターナイフなどで大まかに整形しておきます。そして,完全硬化後に耐水ペーパーなどできちんと整形します。
この後,ボルトを通す穴を開け,マスターモデルの完成です。


メス型

hus07.jpg シリコンゴムと硬化剤を混合・攪拌します。
今回の型取りで使用するシリコンゴムはおよそ100gです。
シリコンゴムと硬化剤の割合は,100:3~4らしいので,間をとって3.5gにしました。
しっかり攪拌しましょう。作業可能時間は,攪拌後20~30分程度ですので余裕があります。
hus05.jpgマスターモデルを型枠に沈めて,シリコンを注ぎ入れ型を取ります。
型枠はダイヤブロックを使用しました。箱型に組むのが簡単で便利です。
型枠の底の部分は,カッティングマットを裏返して使いました。
シリコンゴムは100g用意しましたが,硬化してしまったシリコンをカッターナイフで細かくきざんで,入れると,シリコンが節約できます。
1日ほど放置して,完全に硬化させてから,型枠をはずします。
シリコンは「5~6時間で硬化します」と書いてありましたが,結構厚みがあるので1日放置することにしました。
型枠をはずして,マスターモデルをはずした後は,カッターナイフでシリコン型に切れ目を入れて,湯口(レジンの注ぎ口)と空気抜き用の穴を開けておきます。


製品製作

hus06.jpg レジンキャストA液・B液を同量計り取り,紙コップに入れておきます。
レジンの計量は正確に行い,きちんと同量になるようにしましょう。
今回は,1回で使用する量が比較的少ないので,スポイトを使って計量しました。
2つの液をよくかき混ぜます。
攪拌は十分に行います。ただし,激しく混ぜて,細かい気泡が残っては困るので,空気を含ませないように注意しながら攪拌します。


hus08.jpg 攪拌したレジンを,型に注ぎます。
途中で途切れないように,少量ずつ連続で流し込み,空気抜きの穴からレジンがあふれるまで注ぎます。


hus09.jpg 硬化するまで放置します。
およそ15分で硬化するそうですが,完全にカチカチに硬化するまでおよそ1時間ほど放置しました。
注いだレジンが乳白色に変化しているのがわかりますか?


hus10.jpg 裏側はこんな感じです。カッティングマットをはがすと,製品が見えるので,すぐに型からはずせます。


hus11.jpg 型から製品を取り出します。
型から製品を取り出し,もう一度同じものを型抜きします。
製品のバリを取るために,軽くヤスリがけします。


仕上げ

hus12.jpg 気泡が残ってしまった場合は,エポキシパテで修正します。
型を水平に作ったので,意外と気泡がたまります。ちょっと傾けて作るか,もしくは空気抜きの穴を追加すると解消できるかも。


hus13.jpg 全体をサンディングしたら,缶スプレーでペイントします。
そのままアイボリーでもよさそうですが,一応マット(つや消し)ブラックにしてみました。


とりつけ

hus14.jpg はじめにハンドルを取り外します。
ねじが硬いときは,写真のようにレンチとスパナを組み合わせると,うまく回せます。(慎重にねじ山をなめてしまわないように行います)
ケーブルやワイヤーは,はずさなくても大丈夫です。
キャップボルトのフタはプラスチックにめっきがしてあるだけなので,はずすときには注意が必要です。


hus15.jpg ハンドルを抜き取ったら,スペーサーを入れます。


hus16.jpg はずしたハンドルを,取り付けます。
このとき,ハンドル固定用のキャップボルトは,ハンドル位置が上がった分だけ長さが足りなくなるので,40mmのキャップボルトで固定しました。


hus17.jpg 右のハンドルも同様に取り付け作業を行います。
右側は,マスターシリンダーを固定しているステーもはずしてから,取り付け作業を行います。



hus18.jpg ねじなどのゆるみがないことを確認して作業終了です。
取り付け後に,左右にハンドルを切ってみて,不具合がないか確認しておきましょう。

これで,12mmだけハンドル位置が上がりました。その分ポジションが楽になっているはずです。


Waccs Factory 製品

camera_mount.jpgブレない、
車載カメラ用ステー


c_f_fender2-27.jpgカーボン・フロント
   フェンダーⅡ


hd_ctrl3.jpg ヘッド・ライト
   コントローラー


hus13.jpgハンドル・アップ
     スペーサー


r_s_c23.jpg シングル・シート
       カバー


pcs04.jpgP.C.S.
 パルス
  コンディショニング
       システム


led_tail21.jpgLED テール・ランプ
    ユニット


sp14-021.jpgミラー・アップ
     スペーサー


u_c23.jpgアンダーカウル


巧みの小技(一部大技もあり)

DSC10009.JPGLEDウィンカー付ミラー
       の取付


P1000585.JPGフレームスライダーの
取り付け(yokoG工房製)


radial_pomp04.jpgラジアル・ポンプの
     取付作業


factory_f_f_usd036.jpgYZFのフロントまわりを
              完全移植


name_mater05.jpgネーム入り
メーター・パネル


charenge25.jpg

バイク用品&インプレッションウェビック