Maintenance
サスペンションのセッティング
「サスペンションは難しい」と思っていました。
確かに、細かい設定ができるようになった最近のバイクのサスペンションを、最適な状態にセッティングするのは、素人では難しいでしょう。
でも、いじってみると、なんとなく乗り心地が変わったりして、結構「わかるもの」です。
試行錯誤しながら、いろいろ試してみるのも面白いと思います。
極端に設定を変更しても、無茶な走りをしない限り、それほど危険な目にあうことはありませんし、わからなくなったら、標準に戻せるので、まずは積極的に手を加えてみましょう。
現在は、YZF750SP(4HD)用のフォークに換装しています。YZFのフォークをのセッティングデータはこちらのページにmemoしておきます。
YZF750SP用フロントサスペンションセッティングデータ
フロントサスペンションの調整方法
TRXのサスペンションのセッティングのための基礎知識です。
具体的に,どこをどのようにいじれば,サスペンションのセッティングが変わるかを確認します。
フロントのサスペンションはトップブリッジから突き出たフォークの最上端部で調整します。
フロント・サスペンション初期スプリング加重(イニシャル)の調整

左写真のように,溝が彫ってある部分が初期スプリング荷重(イニシャル)調整用のアジャスタです。右写真のようにメガネレンチやスパナなどで回して調整します。
- ▼最も上の溝(左写真中の「1」)が
- 初期スプリング荷重最大のセッティングになります。
- ▼最も下の溝(左写真中の「8」)が
- 初期スプリング荷重最小のセッティングになります。
- ▼標準のセッティングは6段目です。
- 【まとめ】
- フロントフォーク初期スプリング荷重の調整
- 1段(ハード)~8段(ソフト) (標準 6段)
フロント・サスペンション減衰力(ダンパー)の調整
フロントフォークは伸び側のみ減衰力を調整できます。
フロントフォーク伸び側減衰力はフロントの初期スプリング荷重調整用のアジャスタに最上部にあります。
- ▼1段から60°回転させる毎にセッティングがハードになっていきます。
- 4段からさらに180°回転させると再び1段に設定されるようになっています。
- ▼標準のセッティングは2段目です。
- 【まとめ】
- フロントフォーク伸び側減衰力の調整
- 1段(ソフト)~4段(ハード) (標準 2段)
memo
TRXのフロントは圧側の減衰力調整が無い?
雑誌などの資料では,「伸び側の減衰力を調整すると,同時に圧側の減衰力も変化するものがある」と書いてあったので,気になったので,サスペンションの専門家(仮称 誰かはヒ・ミ・ツ(笑))に質問してみた。すると・・・ つづく・・・うそ~・・・ 「確かに,伸び側の減衰力を調整すれば,わずかながら圧側の減衰力にも影響があるが,体感できるほどの変化は無い(TRXの場合)。」と,回答があった。
質問にお答えいただいたサスペンションの専門家さん(仮称)は,メールでの突然の問い合わせに,懇切丁寧に回答していただいて,感謝感激でした。 ありがとうございました。今度,フォークのOHやメンテナンスするときは,ぜひお願いしてみよう!
■ リア サスペンションの調整方法
リアクッション初期スプリング荷重(イニシャル)の調整
写真は,リアクッション初期スプリング荷重(イニシャル)調整用のアジャスタです。(車載工具に付属の専用工具でまわして調整します。)
- 左の写真のように,スリット部の下に数字が刻まれています。
- ▼「7」が初期スプリング荷重最大です。
- ▼「1」が初期スプリング荷重最小です。
- ▼標準のセッティングは3段目です。
- 【まとめ】
- リアクッション初期スプリング荷重の調整
- 1段(ハード)~7段(ソフト) (標準 3段)
リアクッションの圧側減衰力(ダンパー)の調整
リアクッションは、圧側/伸び側の減衰力(ダンパー)の調整ができます。
写真は,リアクッションの圧側減衰力調整用のアジャスタです。
アジャスタを,いっぱい締め込み(時計回り),そこから,「カチリ」と1段ずつ緩めていきます。1クリックで1段,最大20段まで調整できます。
- ▼「1段」が圧側減衰力最大です。
- ▼「20段」が圧側減衰力最小です。
- ▼標準のセッティングは10段目です。
- 【まとめ】
- リアクッション圧側減衰力の調整
- 1段(ハード)~20段(ソフト) (標準 10段)
リアクッションの伸び側減衰力調整
写真は,リアクッションの伸び側減衰力調整用のアジャスタです。
アジャスタを,いっぱい締め込み(右回し),そこから,「カチリ」と1段ずつ緩めていきます。1クリックで1段,最大20段まで調整できます。
- ▼「1段」が伸び側減衰力最大です。
- ▼「20段」が伸び側減衰力最小です。
- ▼標準のセッティングは10段目です。
- 【まとめ】
- リアクッション伸び側減衰力の調整
- 1段(ハード)~20段(ソフト) (標準 10段)
その他のデータ
- フォークスプリング自由長 396.5mm (使用限度 392.5mm)
- オイルレベル 123mm(オイル量 0.494L)
- フロントフォークトラベル 120mm
- リアクッションストローク62mm
- 取り付け長 205mm
- ※ サービスマニュアル 他 より









